閉店のお知らせ

突然の告知で申し訳ないのですが、沢山のお客様に、長年ご愛顧いただいた「まる作」を、7月末日をもって閉店することを決めました。
2005年11月15日に開店してから、本当に沢山の素敵なお客様に恵まれ、毎日楽しく営業することが出来、感謝の気持ちでいっぱいです。また、各卸売業者様にも、本当に親切にしていただき、いい食材に触れることが出来ました。そして、頑張り屋のスタッフに恵まれここまで元気に営業出来ました。本当にありがとうございました。
ふるさと広島の山間部で一人暮らしをしているお袋と共にこれからの人生を歩んでいくことを決めました。即決したわけではありません。長い年月をかけての決断です。ご理解いただけたら幸いです。
尚、8月から内装工事に取り掛かり、長年、私の相棒として頑張ってきてくれた従業員の守田君が、同じ場所で10月初旬を目指し、自分の店を開店する予定です。彼を応援して頂ければ嬉しく思います。
皆様から頂いた「感謝の気持ち」と「料理を作ることの楽しさ」を忘れずに、これからも精進してまいります。
本当にありがとうございました。

まる作 店主

Filed under: 店主ブログ — 柚野 寿和 11:38 PM

大人のマナー

去年あたりから、若いお客様が増えてきました。ネットを見てご来店頂ける方がどんどん増えている感じです。「和食が美味しい。」ということを若い人に知ってもらうことは、私達の使命だと感じていますし、日本料理を伝承していくことは大切な文化だと考えています。若いお客様が増えることは大歓迎です。
 ただ、スマートフォンの取り扱いに関して、少し意見があります。電車の中とかであれほど繰り返しアナウンスされているにもかかわらず、なぜ 料理屋ではマナーモードにしないのでしょうか。着信音は不愉快ですし、中には動画を音声付きでご覧になられるお客様もおられます。楽しく食事をする事はいいことです。一緒に笑いながら食事をすることも大切です。ただ、料理屋は個人の家とは違います。他のお客様と共有した空間の中で食事をする場所です。他のお客様のご迷惑にならないよう、マナーモードで御来店下さい。よろしくお願い致します。

Filed under: 店主ブログ — 柚野 寿和 3:10 PM

健康一番

当店の常連様が、先日転ばれて、左肩を脱臼骨折されました。幸い手術には至りませんでしたが、数ヶ月ギプスで左肩を固定され、不自由な生活が始まりました。やっと外食をする気分になられたということで、先日当店にお見えになり、お食事をされました。その時「やっぱり、健康でなければならない。左肩と左腕が不自由なだけだけど、食事をしても美味しくない。気が滅入っているという理由だけではない。両手を使って食事をすることがいかに大切か分かった。
お味噌汁を飲むのも、御出汁と具材をお椀をもって一緒に口に運ぶから美味しいのであって、片手で別々に口にすると美味さは半減する。焼き魚を食べても片手で食べると美味しくない。左手の補助がいかに大切か痛感している。やっぱり健康が一番だと思う。」としみじみと語って頂きました。両手を使って、五感で感じながら、食事をすること・・・・・当たり前のことですが、とても大切な行動をしていること、改めて健康に感謝したいと思います。K様の一日も早い回復を願っています。

Filed under: 店主ブログ — 柚野 寿和 12:49 AM

「箱根駅伝」

毎年、1月2日3日は箱根駅伝が開催されます。往路・復路、それぞれ6時間弱の戦いですが、毎年感動を頂いています。選手はもちろん、監督やコーチ、走れなかった選手、そして裏方さんが、この日に向けて調整し、体調も管理します。それでも、体調を崩す選手が現れたり、ベストな走りが出来なかった選手もいます。逆に快走する選手もいます。それはどのスポーツ、どの仕事、どの私生活においても起こりうることで、「万全」はなかなか難しいことです。
駅伝前、そして駅伝後の各大学の取り組みが報道されると興味深い話が沢山出てきます。どのチームも、それこそ必死で取り組んでいますが、もちろん勝負事なので順位が付きます。
修業時代、私の師匠に「頑張ってます頑張ってますって言っているが、世の中のみんな頑張っている。大切なのは、どのように戦略を練り、どのように頑張り、どのような結果を出したかだ。」と言われました。一概には言い切れませんが、結果を出さなと報われないことを改めて感じました。

Filed under: 店主ブログ — 柚野 寿和 7:40 PM

お陰様で 11周年

今月、当店はお陰様で11周年を迎えることが出来ました。
沢山のお客様の笑顔に支えられ、激励に心温まり、毎日を過ごすことが出来ました。勿論、全て順調だったわけではありません。失敗もありましたし、壁にぶつかることもありました。しかし、お客様の美味しそうに食事をされる姿を思い出し、それを励みにここまで歩いてこれたと思います。
様々な卸業者様にも、本当にきめ細かいお心遣いを頂き、鮮度が良く、美味しい食材を調理することが出来ました。
本当に沢山の方々のご協力のもと、11周年が迎えられたと「感謝」しております。
これからも、「楽しく愉快に」をモットーに励んでまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

Filed under: 店主ブログ — 柚野 寿和 3:05 PM

吉田沙保里の強さ

日本のメダルラッシュで閉幕したリオ五輪。本当に沢山の感動を頂きました。水泳、柔道、卓球、体操、バトミントンにテニス、そしてレスリング。この日のために毎日毎日練習して、体調もこの日に合わせ、出場するだけでも大変な大会でメダルを獲得すること、本当に素晴らしいことだと思います。
そんな中、私が特に感動したのは、女子レスリングの吉田沙保里選手です。絶対的女王と言われ続けて、本人にしか分からない大きなプレッシャーの中で勝ち続けて臨んだ今回の五輪。そしてまさかの銀メダル。「ごめんなさい。ごめんなさい。」を繰り返す、試合後の号泣会見は泣きました。そこまで自分を追い詰めることはないし、銀メダルだって立派な勲章だから、謝ることは全くないのに、「ごめんなさい。」をっ繰り返す、その姿は痛烈でした。「もう、記者会見は辞めてくれ。」とも思いました。おそらく、日本に帰国した後も「あの時は、どんな気持ちでしたか?」などと、くだらない質問をマスコミはするのだろうと考えていました。何も言わず、黙って大きな拍手で迎えてあげればそれでいいと思っていました。
ところが、閉会式の時、彼女は笑顔で手を振っていました。その時の彼女の言葉「私が辛い顔をしていると、みんなが楽しめないから!」・・・・・・よく「気持ちを切り替えろ!」と言いますが、口で言うのは簡単ですが、行動に移すことは至難の業です。失敗したら落ち込むのが普通です。吉田沙保里選手の強さには、本当に感動しました。そして大きな元気を頂きました。ありがとうございました。

Filed under: 店主ブログ — 柚野 寿和 7:10 PM

心温まる、地味な努力

開店以来お世話になっている、沢山の卸業者様の中にお漬物屋さんもあります。この時期になると、水茄子のお漬物の最盛期と御中元が重なり、店内は発送用のお漬物が山積みになっています。従業員の女性は、来店されるお客様に対応しながら、それらの発送用を選択して箱詰めして伝票を書きます。聞くとほとんど休みなしで夕方まで動き続けている感じです。彼女と話をすると、発送用の工場兼事務所は他にあり、そこでも大量の発送が行われている。進物は全てそこに任せても、充分対応できる施設と従業員がおられる。でも、わざわざ足を運んでくださり、進物用の商品を頼みに来られるお客様をみると、どうしても自分で選んで箱詰めしないと申し訳ない気になる。だから工場兼事務所に任さず、そのお客様のことを思いながら、また好みを思い出しながら、そして前回送った時の評価の言葉を思い出しながら、真心こめてお漬物を選ぶ作業をする。それは工場兼事務所に任しても、結果的には同じものが届くかもしれない。その時間をかけた行動が、お客様の心に響くとは限らない。仲間内から、その行動は無駄であり効率が悪いと言わわれるかもしれない。それでも、その従業員の女性は毎日毎日、休むことなくその仕事を続ける。
私は、その話を聞いて心が温まりました。こういう努力が必要だと。こういう姿勢が必要だと、改めて感じました。
修業時代、師匠から「人と人とのつながりの大切さ」を学びました。報われないかもしれませんが、それがいずれ波となって動き出すように感じます。

Filed under: 店主ブログ — 柚野 寿和 6:22 PM

誉めて伸ばす。

当店にお見えになる同世代のお客様と話をすると、「部下をいかにして伸ばすか?」が話題になります。「最近の若いやつらは・・・・・」は永遠の文句であり、私たちの先輩も私たちを育てるのに苦労されたと思います。
スパルタと体罰の時代は終わりました。パワハラという言葉も生まれました。桜ノ宮高校の事件以降、いろいろな指導方法が変わりましたし、これからもっといろいろな出来事があると予想されます。
そんな中、先日一人のお客様が「人口の少ない村落では、消防が無く、地域の若者が緊急時に消防団として火災現場に向かう。しかし、それぞれ仕事もあり家庭もあり事情もあって消防団が不足している。先人たちは 若者が地域を守るのは当たり前・火事になったら火を消しに行くのが当たり前!という考えでした。その考え方を、若者たちに感謝している。若者がいるから安心して暮らせる・・・・というものに変えていったら、自然と消防団に加わる人が増えた。」と言われました。この考え方が、これから先 若者を指導していくカギの一つになるのではないかと。
一方で「誉めれば 調子に乗って 謙虚さを失う。緊張感が無く、それ以上のことをしない。」と言う意見も多く聞きます。
「北風と太陽」を上手に使い分けて指導するしかないと思います。すべてを投げ出すわけにもいかず、業績を伸ばさないで生活は出来ないのですから、文句を言っているだけでは、何も始まりません。口で言うのは簡単ですが・・・・・。

Filed under: 店主ブログ — 柚野 寿和 10:25 PM

李下に冠を正さず

当店は数年前から禁煙とさせて頂いております。愛煙家の方々にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。
先日、テーブル席のお客様から「電子タバコやから、吸っても構わないか?」と相談を受けました。最近流行の電子タバコがどれほど影響を及ぼすのかは解りませんが、隣のテーブル席でお食事をされる他のお客様が不愉快に思われるかもしれません。「李下に冠を正さず。」のご配慮をお願いいたします。

Filed under: お知らせ — 柚野 寿和 4:15 AM

プロとして  その2

 先月に引き続き、当店のお客様のお話です。
 2ヶ月に1度くらい、決まって土曜日に、当店に食事に来られる歯医者さんがおられます。先日、ゆっくり仕事の話をする機会がありました。その先 生は、インプラントが主流になりつつある時代に、どうにかして今ある歯を再生することは出来ないかと試行錯誤され、ある方法を考えられました。同業者からすると反発もある方法らしいのですが先生はその方法で治療されています。今では関 東や九州からも患者さんが来られるようになりました。
 一つ目の驚きは、まず患者さんの歯の状態を調べ、治療が出来るか否かを判断します。勿論そこで断ることもあります。でも、どうにかして治療することは 出来ないかを考え、成功する確率が高ければ引き受けます。それで治療して、失敗したら治療費は受け取らないと言われました。こちらの判断ミスなので当たり前だと。
 二つ目の驚きは、お酒の大好きな先生ですが平日は飲みません。患者さんが真剣に治療をして欲しいと願って足を運んでくださるのだから、こちらもベストを尽くすのが当たり前だと。前日にお酒を飲むことは患者さんに対して失礼だと言われました。
 月に何日か、休診の日曜日に医院に行き、一人で資料をまとめたり、治療方法を考えたりする時間を設けられています。その前の土曜日は、自分へのご褒美で楽しい食事をされます。お酒も飲まれます。そして近くのホテルで少しゆっくり時間を過ごされ、日曜日の朝、医院に向かわれます。当店にお見えになるのも、そのための土曜日の食事の時です。
「プロとして当たり前」その姿勢に感動しました。見習いたいと考えると共に、いろいろな目的でご来店頂いているお客様に、少しでも満足して頂けるよう、改めて身の引き締まる思いでした。

Filed under: 店主ブログ — 柚野 寿和 12:43 AM
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